れおの 写メ日記一覧
9月
不揃い
おはようございます誰かと親しくなること はふたりの価値観を揃えていく作業ではないのだと思いますむしろ揃わないものを揃わないまま置いておけることそこから始まる関係のほうが 好きひとつの出来事でも私が白だと思うものをあなたは灰色だと言うかもしれないその差には今日まで生きてきた時間が潜んでいる価値観というものは無数の履歴が沈殿してできたものなのでしょうだったら 簡単に一致するほうが珍しい私とは違う で終わらせるのではなくあなたがそこへ辿り着いた道筋を尋ねてみたい私たちには厄介なくらいたくさんの言葉があってそれでも足りなければ目を見ることも 触れることもできる言葉という少し不完全な道具と触れれば誤魔化せない体温を持っている から あなたを私の正しさへ連れてくるのではなくあなたが立っている場所まで少しだけ足を運んでみるそういう歩み寄り方ができる人でありたいです あなたの考えていることもあなたにしかない感覚も会う度 またひとつ 知れたら嬉しいですおはよう今日もいってらっしゃい
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眠り姫
あなたにとって優しい夢って どんな夢でしょうずっと会いたかったひとに会える夢もう一度だけ触れたかったものに触れられる夢それとも何も起こらない静かな場所でただ誰かの体温に守られながら 眠る夢いい夢のかたちはきっと 人によって違うのでしょうわたしが夢を見るならあなたがいちばん無防備になれる夢がいい昼間は上手に隠している寂しさも誰にも見せない欲も平気な顔の裏側で押し込めているものも眠っているあいだくらいは全部ほどけてしまえばいいと思うのです夢のなかには 現実みたいな正しさも明日の予定も 時計もいらないから欲しいものには素直に手を伸ばして会いたいひとの名前を呼んで触れてほしいとき触れてほしいと言ってすべて 枕元に置き忘れてしまえばいいもしそこにわたしが登場できるのならただ隣で眠っているだけでは少し物足りないかもしれません眠りに落ちる直前の意識と夢の境目がいちばん曖昧になる時間瞼は重たいのに肌だけは妙に冴えていて耳元に落ちる吐息や首筋をなぞる指先みたいなほんの些細な刺激ばかりを拾ってしまう腰に腕をまわされて逃げ道を塞ぐみたいに身体ごと引き寄せられたらきっと安心するのと同時に少し 困ってしまう背中をゆっくり撫でられて髪に触れられて首筋に唇が触れそうなくらい近くで呼吸を感じて眠りたいはずなのにもう少しだけこのままでいてほしいと思ってしまうそういう触れ方が 好き乱暴じゃないのに逃げられなくて優しいのに身体だけはちゃんと熱を持ってしまうようなおやすみ と言われたあとまで離してもらえなくて眠気に負けそうな頭でそれでもまだあなたの手を探してしまうもっと近くにもう少し強くあと少しだけ ここに触れていてそんな我儘を口にする前に察してもらえたらたぶんわたしはずいぶん素直な顔をしてしまうのでしょう身体から余計な力が抜けて考えることもだんだん億劫になってどこまでが眠気でどこからがあなたのせいなのかわからなくなるただ体温だけを頼りにあなたの腕のなかへ沈んでいくそんな夜なら夢を見る前からもう いい夢みたいもちろん眠ろうとしても眠れない夜だってあるでしょう静かになるほど考えごとが増えて目を閉じた途端見ないふりをしていたものばかり浮かんでしまう夜ただほんの少しだけあなたが 本当はどんな夢を見たいのか考えてみてくださいどんな場所なら安心できるのか誰の声を最後に聞きたいのかどんなふうに抱かれたらようやく身体の力を抜けるのか現実では言えないことだって夢の手前なら誰にも聞かれませんだから好きなだけ欲張っていいそして その想像の片隅にわたしを置いてもらえるのならあなたが眠るまで少し狭いくらいに身体を寄せて離れないように腰へ腕をまわしていたい眠ったあとまで肌にわたしの熱が残るくらい静かに しつこく あなたの夜に居座っていたいですおやすみなさい今夜くらいは夢のなかのあなたを わたしにください朝が来るまでだけ誰にも見せないあなたの ままで
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秘めた
ネイルを変えました今回は 手も足も深い赤こういう色を選ぶときただ 可愛いから とか 秋っぽいから とかそんな理由だけではない気がしています赤には 少しだけ意志がある ね視線を奪うための色でもあり近づいてほしいと誘う色でもありそれでいて簡単には触らせないような強さまで持っているだから好きなのかもしれません白い肌の上に赤が乗ると自分の指先なのに少しだけ他人のものみたいに見える瞬間がありますグラスを持ったとき髪を耳にかけるとき服の裾を直すときあなたの頬や首筋にそっと指を添えるときほんの少し動くだけなのにそのたびに赤が視界へ入ってくるそういう無意識の仕草まで艶っぽくしてくれる色が好き足元まで 同じ赤にしたのもお気に入りですだって手元なら日常の中でいくらでも見えるでしょうでも足の爪なんて靴を脱がなければほとんど誰にも見えない見えない場所まで綺麗にしているということがなんだか 秘密をひとつ身体の中に隠しているみたいでそれだけで少し気分がいいのです服を着て靴まで履いてしまえば何も知られないのに実はその下では爪先まで真っ赤そういうの ちょっといやらしくないです か誰にも見せるつもりなんてなかった顔をたまたま 近くにいた人だけが見つけてしまうような知らなくても困らないことを知ってしまった瞬間だけ急に特別になる感じそういう秘密が好き会ったときに気づいてもらえるのも嬉しいですあ 変えたの って何気なく見つけてもらうのも好きだしちゃんと手を取って指先まで見られるのも 少し照れる足元なんてもっと目の前でじっと見られたらきっと急に恥ずかしくなるのでしょうねでも恥ずかしいと思えば思うほど見つけてほしくもなる触れられる直前の距離で相手の視線がどこにあるのかわかってしまう瞬間とか指先からゆっくり視線を辿られるだけでまだ何もされていないのに身体のほうが先に意識してしまったり綺麗にした場所を見てもらうというのは思っているより ずっと無防備なことなのかもしれませんだからでしょうか新しいネイルにすると同じ身体なのに変わる気がするいつもの手なのにいつもの足なのに赤があるだけでここを見て と 言っているみたい自分からは何も言っていないのに爪先だけが勝手に誘惑しているみたいそう思うとこの色がますます好きになります今度会ったらちゃんと見つけてくださいね写真ではただ綺麗に見えるだけの赤があなたの目の前ではどんな色に見えるのかそれを知るのも少し 楽しみにしていますだって見つけてもらうために隠している秘密ほどいやらしいものはないでしょう
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手招き
キスするとき後頭部を 支えられるのがどうしようもなく 好きですそこに腰へまわる手まで加わってぐっと身体ごと抱き寄せられた瞬間たった それだけでぞくっとしてしまう身体だけはもう この先を 期待してる特に好きなのは後頭部にある手髪の奥に指が触れて逃がさないみたいに支えられたまま唇を重ねて欲しいの腰にまわされた腕にも弱いです少し強く引き寄せられて身体の隙間がなくなるほど近くなると相手の呼吸も体温も わかってしまう逃げようと思えば逃げられるなのに逃げるどころか自分からもっと近づきたくなるたまらなく 気持ちいいキスが長くなるほど呼吸が浅くなって離された瞬間にはもう一度 と言葉にするより先に唇が 追いかけそうになるけれどどれだけ夢中になったところで唇は いずれ離れる腰に残っていた手もほどけて乱れた呼吸もいつか 普通に戻ってしまうそれがわかっているから余計に欲張りになるのでしょう ねあと一回もう少しまだ離れないでせめて今だけは何も考えられないくらい夢中に させて
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頂戴
今日は朝から ずいぶんゆっくり予定に追われるでもなく少し乱れた髪のまままだ眠気の残る身体をベッドに預けてぼんやりこういう時は普段なら素通りしてしまう自分の感覚がよくわかりますシーツの冷たさとか何も考えず伸ばした手足の心地よさとかしあわせ は身体のほうが先に ここが好き と答えてしまう瞬間に宿っているのかもしれませんいつか本当に訪れるのかもわからない未来を担保にして現在を差し出すような生き方はあまりしたくない から先のことを考えるのは大切だけれど未来とは結局まだ一度も触れたことのない 時間それなら私はまだ存在していない幸福を想像して今日を薄めるよりいま目の前にあるものを濃く 味わっていたい心が踊る という言葉は可愛らしいけれど本当はもっと身体的なものなのかもしれません近くにいると意識してしまう距離触れていないのに妙に熱く感じる皮膚もう少しここにいてほしい と口にするより先に縮めたくなる隙間何年後まで続くのかなんて約束できなくてもいい永遠という立派な名前をつけなくてもいいあなたといる私の心がちゃんと動いていることこの瞬間の体温を嘘なく欲しいと思えていることそれだけで充分に尊いでしょう
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共犯
誰にも見せないところまで見せ合える関係が 好きです奥へ隠してしまう欲も言いづらいコトも持て余してしまうような歪な願望もそんなこと考えるんだ と引くのではなくもっと聞かせて とむしろ奥へ手を伸ばしてくれるひとそういう相手に出逢えたときようやく裸になるより 恥ずかしいところまでさらけ出せるのかもしれません普段は隠している部分を 差し出してそれすら否定されず受け止めてもらえた瞬間の安堵はきっと普通の 好き だけでは辿り着けないところにある からお互いをさらけ出すことから始まる関係に 惹かれますあなたの秘密を受け入れて私の秘密も預ける正しさを競うのではなくふたりのあいだでだけ通じる感覚を少しずつ 増やしてありのままでいられる というのは何をしてもいい という意味ではなくていちばん見られたくなかった自分まで見つけられてそれでも傍にいてもらえることなのだと思います深く知るほど もっと欲しくなる受け入れられるほど もっと曝したくなるあなたの嗜好を知ればそれに触れてみたくなるし私の奥を知られればもう少しだけ先まで 見せたくなる昨日まで秘密だったものがいつの間にかふたりだけの愉しみになっているその 繰り返し染めたつもりが染められて深みに連れていったつもりが気づけば私も同じところまで堕ちてそういう 共犯めいた 親密さ誰にも理解されなくていいものをあなたと私だけは理解しているふたりになれば互いの隠し場所まで知っているそんな秘密が増えるたびもう簡単には 他人へ戻れなくなるのでしょうね深くなればなるほど染まれば染まるほど離れられなくなるというより離れたい理由のほうがなくなってしまうのかもしれません
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口福
食べることが好きです っこう書くとずいぶん単純な自己紹介!笑普段はちゃんとしていたいし考えてから話したいし格好悪いところはなるべく見せたくないけれど美味しいものを前にした瞬間だけは少しだけ緩みます熱くて慌てたり好きなものだけ最後まで取っておこうとして結局我慢できず途中で食べてしまったりあるある です ^^そして 何より誰かと食べる時間が好き一人で好きなものを食べる時間もたいせつ誰にも合わせなくていいし好きな順番で好きな速さで 食べられるからでも 誰かと食卓を囲む時間にはそれとは別の良さがありますこれ美味しいね と言ったとき相手も同じ顔をしていたり相手が美味しそうに食べているのを見て自分まで嬉しくなったりそういう何でもない幸せが 好き高級なお店ももちろん嬉しいけれどコンビニで気になったパンを買ってこれ当たりだね って笑うような時間も同じくらい好き結局 大切なのは値段や場所よりも誰と食べたか なのかもしれませんということで本日はアップルパイ朝起きてからずっと食べたかった !!!写真を撮るつもりだったのに撮影より食欲が先に 来てしまったりこれも 私らしい ということで いつかあなたの好きなものも教えてくださいただ 好き と聞くだけじゃなくて同じテーブルで同じものを食べながら知れたら嬉しいです ね
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