れおの 写メ日記一覧
9月
祭囃子
さっき池袋を歩いていたらいつもの街の音に混じって遠くから太鼓の低い響きが聞こえてきましたお腹の奥まで震えるような音笛の高い音と 人の掛け声何事だろうと思って歩いていくほど人が増えて気づけば目の前を大きなお神輿が通っていました今日 池袋はお祭りなんですね肩を寄せ合ってお神輿を担ぐ人たちの熱気と沿道から向けられるたくさんの視線法被の背中は汗で少し色が濃くなっていて威勢のいい声がビルの間に跳ね返るたび普段知っている池袋がまるで別の街みたいでした人混みをすり抜けると屋台から漂ってくる甘辛いソースや焼けた醤油の匂い少し油っぽい空気までお祭りらしくてさっきまで何も食べたいと思っていなかったのに急にお腹が空いてしまったり九月の終わりなのに人の熱が集まった場所だけはまだ夏みたいに暑くてそこを抜けた瞬間に頬へ触れる風だけがひんやりしていました東京にいると季節は静かに入れ替わってしまうけれど今日は音にも 匂いにも肌に触れる風にも夏の終わりと秋の始まりが混ざっていました予定して見に行ったわけじゃないからなおさら嬉しかったこういう偶然なら何度でも寄り道したい な
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寸止め
裸そのものよりまだ服を着ている時間のほうがずっと淫ら な コト隣に座った膝がほんの少し触れて偶然だったはずなの にどちらも 避けようと しない話している内容なんてちゃんと覚えているのに意識の端っこではずっと近すぎる体温のことばかり 考えて目が合う時間が少しだけ長くなったり何気なく触れた指先をすぐには離さなかったりまだ何も始まっていないからこそひとつひとつの仕草に勝手に意味が生まれてしまう ね急いで答え合わせをするよりもじわじわ距離をなくしていく時間が 好きシャツの襟元に指をかけてもまだ脱がさない腰に手を添えてもすぐには抱き寄せない唇が触れそうな距離まで近づいてもあとほんの少しを残しておくその 数センチのためにさっきまで普通に交わしていた会話が全部どこかへ消えてしまうくらいがいい触れてしまえば 簡単なのに触れないことでこんなにも意識させられるまだ が積み重なるほどその先を 欲しがってしまうでしょう服を脱ぐ前からもう十分に始まっているのかもしれませんねえあなたはどの瞬間から私のことしか考えられなく なるんだろう
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手前
おはようございます気づけば 9月最後の日曜日来週にはもう10月だなんてカレンダーだけが少し先を急いでいるみたいですふらっと覗くお洋服屋さんもいつの間にかニットやコートが並んでいてまだ半袖をしまいきれていない私は季節に置いていかれそうになっています 笑秋がずいぶん短くなったような気がするけれど私はこの暑くも寒くもない曖昧な季節がけっこう好き冬になる前のほんの短い時間急いで次の季節へ行かないで今年の秋をもう少し長く 味わえますように9月最後の日曜日お休みの方は どうかのんびりお仕事の方は 頑張りすぎない程度に今日という一日にも小さくても よかった が ありますようにいってらっしゃいお休みのあなたは良い休日を
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