れおの 写メ日記一覧
10月
後味がある
お休みを満喫しておりますそして今夜は久しぶりの晩酌です好きなものをおいしいと思える夜休んでいると考える時間が 増えますね忙しいあいだは目の前のことに返事をしていれば一日が終わってくれたけれど静かな時間には自分が自分に尋ねてくるこの先 どうしたいの と人生には怖いことが 多すぎると思うのです誰かに決めてもらっていた頃は自由が欲しかったのにいざ自分の手に渡されるとその重さに戸惑ってしまう選ぶたびに選ばなかった方の人生が見えなくなっていくどちらがよかったのか答え合わせもできない ままひとつしかない身体でひとつの毎日を生きていく自由にはそういう心細さも含まれていたのですね楽な方を選べば幸せになれるのでしょうかそれとも怖くても踏み出した方が幸せなのでしょうか私はまだどちらにも 頷ききれません穏やかな暮らしを守ることにも勇気は要ると思うし苦労したというだけで何かが報われるとも限らないけれどその安堵のなかに小さな問いが残る気がするのです本当に 欲しくなかったの ?その問いに何年も目を逸らし続ける方が私には怖いのかもしれませんだから私は怖くても選んでみたいうまくいく確信がなくても自分が望んだことくらいは自分で覚えていてあげたい失敗したときにあのときの私は愚かだった と簡単に切り捨ててしまわずにそれほど欲しかったのね と言ってあげられるように踏み出した先で世界が広がるというのは見える景色が増えることだけではないのでしょうね世界は同じ場所にあってもそこにいる私が変わるその変化をこれからも味わってみたいのです
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愛称
名前というものは 不思議で生まれてから何度も耳にしてきたたった数文字の音であるはずなのに誰の声帯を通るかによってまるで違う意味を持ってしまうのだから好きだよ なんて言葉にはまだ逃げ道があるけれど その前に名前を添えられてしまったらほかの誰でもない私に向けて発せられた言葉だと認めないわけにはいかなくなるでしょう名前は 世界中の誰もが口にできるものなのにあなたに呼ばれた途端ひどく私的なものになってしまうほんの一瞬あなたの言葉のなかに私の居場所ができるの愛おしいそれからちゃん付けで呼ばれるのが好きですたった三文字を添えられただけで返事をする私まで少し甘えた声になってしまう大人でいようとする癖も何でもない顔をしてしまう癖もその呼び方には すこし弱いしっかりしなきゃ と背筋を伸ばしている私より先に可愛がられたい私が振り向いてしまうのですあなたが何気なく呼んだだけでも私はひそかに 喜んでいるから自分の名前なのにその響きの美しさも甘さも 寂しさも誰かの声を借りなければ知ることができないいつか私のことを忘れてしまってもふとした拍子に私と同じ名前を耳にしたとき一瞬だけ何かを 思い出しそうになってくれたら嬉しい誰だったかな と思い出せずに終わってもいいその名前を懐かしいと思ってくれたならだから ねわたしの名前 呼んでそのあいだはわたしも わたしのことを好きになれそうだから
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