れおの 写メ日記一覧
8月
いいなり
大好きで 大好きでどうしようもないくらい惹かれている あなたに思うがままにされてしまう 悦び優しくされることももちろん好きなのに優しいだけでは足りなくなってしまう瞬間があります大切に 大切に扱ってくださるひとだからこそその手でわたしを奪ってほしい身体の奥まで 熱くなってしまいます大切にしてほしいでも 乱されたい優しく 触れてほしいくせに優しさを忘れてしまったみたいに求められることにも 焦がれているなんて矛盾しているのでしょうそして なんて欲張りなのでしょう大切だから傷つけたくない と思ってくださる気持ちと大切だからこそ 思うままにしたい と思ってくださる欲その両方を向けられたいまだ隠そうとしているものまで見透かして私自身より先に私の欲を見つけてひとつずつ覚えられてしまうのってとても恥ずかしくてとても嬉しいだってそれは私の身体だけではなく私の欲望そのものを知られていくということでしょう綺麗な私だけではなくて欲張りでわがままでもっともっと と欲しがってしまう私までぜんぶ見つけたうえでそんな私を愉しんでくださったならたぶん私はますます素直になってしまいます大切にされているという安心のなかでその安心に甘えてどこまでも欲深くなってみたいこんなに欲張りだったの?なんて笑われたら否定できませんだって わたしをそうしてしまったのはあなたでしょう大事にされるほど大胆になって愛されていると分かるほどあんなことまで望んでしまう矛盾していて 面倒で ずいぶん貪欲それでも その全部を眺めながらさらに私を欲張りにしてくださる あなたならもう離れ方なんて 覚えていたくありませんずっと ずっと
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すきずき
おはようございます好きなものを好きだと思って好きな感情を抱いて好きな心で好きに生きていたいできることならそんな私をまるごと受け入れてもらえたら嬉しいな なんて 思います自分は自由でいたいと願うくせ誰かが自由に生きている姿を見るとあなたはその言葉を紡げるのですね思うだけではなく本当にかたちにできるのですねと 少し眩しく感じることがあります羨ましいのか憧れているのかそれとも自分にはまだ足りない勇気を見つけてしまっただけなのかたぶん どれも少しずつ 眩しいな と 思ったなら私ももう少し自由になってみる言葉を素敵だな と 思ったなら私も自分の言葉を大切にしてみる好きな心で生きているなら私も私の 好き をもう少し素直に育ててみるそうやって好きなほうへ伸びていけたら 素敵ですね今日も好きなものをたくさん見つけられる一日になりますようにいってらっしゃい
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こよい
永遠 なんて なくてないと 分かっているくせになぜか 永遠があるような顔をして生きてしまうまた明日がある次がある今度会える言わなくても そのうち伝えられるそうやってまだ見たこともない未来を勝手に担保にして目の前にあるものを少しだけ雑に扱ってしまう永遠が見えないことはもしかすると人間に与えられた優しさであり同時に残酷な仕組みなのかもしれません終わりの日付が最初から印字されていたならきっともっと 丁寧に 触れるもっとちゃんと 目を 見る好きなものには好きだと言えるのでしょうけれど 私たちは知らないだから忘れるだから油断するそしてときどき 取り返せなくなってからあのとき を 宝物みたいに抱き締める肝心の今だけが思考の隙間からするすると零れていく人生ってそういう零してしまった今 の 集積なのかな とか答えの出ないことばかり考えてしまう夜がありますこういう夜は誰かとくだらない話がしたくなります ね永遠はいらないのかもしれません永遠じゃないと知っているからこそその一晩を惜しむように大切にできる明日ではなく今日いつかではなく今今ここにいるあなたのことをちゃんと見て ちゃんと知ってできれば 少しだけ欲しがっていたい人生とは何なのですか今夜はそんな答えなんて出なくてもいい話をあなたとしたい気分おやすみ
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さよなら
さよなら という言葉が好きじゃありませんでした出会えたことも一緒に笑ったことも積み重ねてきた時間もたった五文字でここまで と区切ってしまうように思えてだからずっと少し寂しくて冷たい言葉だと思っていましたけれどいくつかの出会いと別れを知るうちにいつからか その印象が変わりました好き や 愛してる は相手へ近づいていく言葉もっと知りたいもっと一緒にいたいこれからも関わっていたい愛情というものは自然とふたりの距離を縮める方向へ働くものだからけれど さよなら は好きだったものを嫌いになるための言葉ではないのだと思います大切だったことを大切だったまま綺麗だった記憶をわざわざ汚すことなくそれぞれの続きを歩いていくための言葉そこにはとても成熟した愛情があるのかもしれません出会った以上すべての関係が永遠である必要なんてなくて長さだけでは測れないものもあるし続かなかったからといってそこにあった気持ちまで嘘になるわけでもない人生のほんの一部分で交わっただけでもあなたからもらった言葉や考え方がその後の自分を変えていることがありますそういうものまで含めればきっと 別れたあとにも互いの人生のどこかに小さく 残っているのでしょうそう考えられるようになってからさよなら という言葉が好きになりました終わらせるためだけではなく出会えてよかった大切に思えてよかったここまで一緒にいられてよかったそんなひとつひとつ口にすれば少し照れくさい気持ちをたった五文字に包んで渡せる終わりは必ずしも何かが失敗した証ではなくて出会って大切にしてそしていつか それぞれの続きを選ぶそれもひとつの綺麗な関係の完成なのかもしれませんだから今はさよならが好きですいつかあなたにこの言葉を渡す日がきたなら悲しみだけではなくそこまで一緒にいられたことへの感謝まで込めたいたくさんの 好き や 愛してる を重ねたそのもっと先で最後にひとつだけ残せるいちばん静かな愛の言葉さよなら最初で最後のさよなら
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なまみ
言葉を選ばずに言うのなら人なんて皮膚を一枚剥いでしまえば大差のない生き物だから私はその肌の内側が気になりますその人が奥にしまっているもののほうがずっといやらしい欲深さ嫉妬執着誰にも知られたくない願望普段は飼い慣らして何食わぬ顔で生活しているものがふとした拍子にこちらを覗く瞬間が好きですあなたにはこんな顔があるんだそう気づいてしまった途端急に生々しい存在に感じます私はたぶんそこからが好き自分の中に濁ったものがあることを知っていてそれを無かったことにもしない醜くなれる自分を知っているのにそれでも綺麗で在ろうとする欲望があるから品性がないのではなく欲望を知っているからこそ差し出すのか 自分で選べるその知性と節度の隙間からどうしようもない本音が覗いてしまうのがたまらなくすきです魂というものが本当にあるのならきっと それは無菌ではないのでしょう欲もある傷もある間違いもある誰かを困らせるほどの執着だってあるかもしれないそれでも美しく在りたいと足掻くそんな少し汚れた 魂汚れを知らないから白いのではなく何色にでも濁れることを知ったうえで自分の意思で美しいほうを選び続けている 魂あなたの欲望と理性と弱さと美しさが同じ割合で混ざったものはあなたの中にしかないその 唯一無二の魂に 惹かれます
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まにまに
頑張りましょうね なんて随分と健全な約束をしてしまったものですだって人間だから明日も明後日も殊勝に前を向いていられるほど出来よくはありませんもう頑張れません と泣きたくなる夜もあるでしょう立ち上がることさえ億劫でいっそ此処に置いていってくれ と願う日だってあるでしょうそれでもあなたはあなたの選択で進んでゆく から誰かに与えられた正解ではなくあなた自身が選んでしまったほうへ私もきっと 同じもう立てません と泣きながらでも心の何処かでは往生際悪くこの先に期待していますでも頑張れない日は頑張らなくて いい屈んだままでもみっともなくても少しくらい明日を嫌っていても綺麗にこなす必要など何処にもないあなたと私は 同じ場所には居ないしあなたが眠れない夜私はその隣で体温を分けることも出来ないし私がどうしようもなくなる夜あなたに見つけてもらえるとも限らないそれぞれ別々の場所で別々の明日を選んでゆくなのに ときどきあなたが何処かで今日を生きていて私も今日を終えようとしているその程度のことが嬉しいそばに居ることだけがそばに在ることではないのでしょう触れられなくても声が聞こえなくてもあなたの明日がちゃんと在ってほしいと願う私がいて私の知らないところであなたもあなたの続きを生きているそれなら今夜は それで充分あなたはあなたを脱がないまま眠ってください私も私のままで眠ります ねおやすみ
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あだごと
知らなくてもよかったことばかり上手になってたとえば男のひとの想像力というものが案外かわいらしいことほんの少し襟元が緩んでいるとか脚を組み替えたとか唇に残った飲みものを舌先で拭ったとか何の他意もない仕草ひとつを勝手に意味深なものへ仕立ててくださるのだから何でもない顔をしているほうが愉しいいまの わざと?そう訊かれても首を傾げてしまえば いい本当に偶然だったのかそれとも全部わかっていてやったのか答え合わせなんてしないままのほうがずっと 美味しくなるでしょうこういうことばかり覚えてしまったのですそして私は清廉な夢ばかり見ていられるほど出来のいい女ではないみたい口にはしないこと人様にはお見せしないことひとりになってから思い出してしまうことそういう秘密を幾つか持っていたり ね肝心なところを伏せたまま貴方の想像にだけ続きを 任せておきます
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さかしら
歳を重ねるほど知っていることは増えていくけれど同時に知らないことの多さ にも気づくようになった気がします自分の持っている知識や経験だけでこの世界のすべてを判断するにはたぶん 何歳になっても私たちは 若すぎる実際に見たもの経験してきたこと聞いたこと本や言葉から得た知識それらは確かに自分をつくってくれたものだけれどそれでも世界全体から見ればほんの小さな一部分にすぎなくて同じ出来事を見ても立っている場所が違えば景色は変わるしその人がそこに辿り着くまでに歩いてきた道まで同じとは 限らないだから理解できない ということとそれは間違っている ということは別々に考えられる人でいたいな と見えているものだけで誰かを決めつけてしまうことはその人の長い物語をたった数行だけ 読んで結末まで知ったつもりになること自分自身にも 同じで昨日まで知らなかったことを今日知るかもしれないしずっと正しいと思っていたものをいつか違う角度から見直す日が来るかもしれない何度でも考え直せることは優柔不断なのではなくきっと 知性のひとつ ですまだ知らないものに出会えることを楽しみにしながら 今日も一日 お疲れさまです
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