めしあがれ
好きな曲は何度聴いても同じ場所に戻ってくるものだと思っていたけれど年齢や経験が増えると以前とは違う言葉に引っかかるようになるから愉しいのですあたしが完全に溶けたらすぐきちんと召し上がれ退屈なんか怖れていないという言葉が やけに残りましたそもそも浴室 という場所は 少し特殊扉を閉めれば外の音は遠くなって鏡は曇り空気には水分が満ちて自分の肌からも水滴が落ちていく服も 化粧も アクセサリーも 普段その人を説明しているものをひとつずつ 外していく場所最後に残るのは ほとんど生身だけそんな閉ざされた空間の湿度と愛情や執着 肉体 生と死までがぐちゃぐちゃに混ざったような官能性がこの曲にはある気がしてそれが とても好きです誰かを欲しがることが綺麗な感情だけでは済まなくなって好きだから近付きたい だけでは足りなくなってしまうもっと 混ざりたいあなたと自分を分けている境界線そのものを なくしてしまいたい愛情と 呼ぶには少し危うくて欲望と 呼ぶにはあまりにも 切実なものが漂っているその危うさに惹かれます浴室って身体を綺麗にするための場所なのに汗も 匂いも 一日の汚れも洗い流してさっぱりした自分になって出てくる場所のはずなのにこの曲の中にある感情はその真逆洗えば洗うほど露わになって流そうとするほど濃く残って清潔になるための場所なのにそこにある欲望だけは生々しくて 不潔なくらい 濃密その矛盾が とても美しいの好きな人には綺麗な自分を見せたいと 思う一方で綺麗に整えられた部分だけを見てほしいわけでもない自分でも 持て余している感情や説明すると途端に陳腐になってしまう衝動やこんなことまで考えているなんて知られたくない と思う部分ほどその人には 発見されてみたくなる秘密にしているくせに本当は見つけてほしい隠しているくせに見つかった瞬間を想像している完全に溶ける という表現も すき溶けるということは壊れることとも消えることとも少し違う形がなくなって何かと混ざれる状態になること水の中に落としたものが少しずつ形を失ってもう元の姿には戻せないくらい均一になってしまうようにねぇあなた と わたし はそこまで混ざることができるのでしょうか清潔と不潔理性と欲望愛情と執着生きたいという気持ちと何もかも忘れてしまいたい夜反対側にあるはずのものがひとつの浴室の中で 混ざってそんな曲を聴きながら綺麗に割り切れないからこそこんなにも誰かを好きになれるのかもしれないななんてそんなことを考えながら今日は 眠ろうと思いますおやすみなさい
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| 08/14(金) | 08/15(土) | 08/16(日) | 08/17(月) | 08/18(火) |
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| 要確認 | 13:00〜23:00 | 13:00〜23:00 | 13:00〜17:00 | 13:00〜23:00 |







