せぴあの 写メ日記一覧
12月
セカンドキャリアデリ嬢2
フィクションです家にいて、誰かと繋がりたい。一生懸命相手を探す。「出会い系サイト」今で言うなら、マッチングアプリだろうか。ドキドキしながらも適当にサイトを選んだ。登録を済ませた途端に、男性からのメールが次々に私のメールのアカウントに入って通知の音がうるさい位だった。そこで知り合ったのがゆうじと名乗る男だった。私は恋人や愛人、不倫を求めているわけではない。ただ、ぽっかりと空いてしまい社会から隔絶されたような虚しさを聞いてくれルパン人が欲しかった。くれゆうじと名乗る男は、「交通費も支払うし、自分は怪しいものではありません。お会いしたら、運転免許証をお見せいたします」と丁寧で、なんだか必死で、身分証明書を見せるなら危なくないだろうな。と思った。サイトを通してゆうじと幾度かやりとりをした。その後電話番号交換して実際にお話をしてみるとそんなに悪い人にも思えないし、職業もしっかりしてる男だった。そのゆうじの希望は、自分のおにーを見て欲しいと、いうことだった。何もしないからと付け加えた。「交通費だけでも払うからよろしくお願いします」と言う。世の中には変わった人がいるんだなぁ。それまでは会社の人しか知らなかったし、主人一筋で来たため、男性の裏の顔とかも知らなかった。 約束した日に駅の前で待ち合わせた。人の良さそうなおじさんだった。ホテルに直行し、ほんとにオを鑑賞した。え、これで交通費もらっていいのかなぁ。ゆうじとホテルに行ったのは、それが1回きりで後はたまに電話してお話しする。ゆうじは夜働いていたから、私は昼暇な時間にゆうじに電話して話を聞いてもらうようになった。「仕事をしたいんだけど」「デリヘルなんかいいんじゃない?僕が男だったら絶対風俗するよ」驚きもしなかった。夫とは10数年も夫婦の営みがなく、体を触ってもらったこともなく、そのことについて何度か話し合ったけれども、なぜそうなったのかわからなかった。いろんな男性に体を触ってもらえば、体の不調も治るかなぁ位の気持ちだった「でもさぁ、ゆうじ私もう40後半なんだけど、雇ってくれるところあるかしら?」「あるよ!」東京都知事の小が当時活躍していた「こゆりこ、めっちゃいい女だよね。」はあ?彼女はもう60代過ぎてるのに、女として魅力があり、男性の目を引きつけるんだなぁ。と感心する。「だったらさぁ、どこかお店紹介してくんない?」ゆうじは、私にはなかったけれども、遊び人で風俗もよく使ってたようだ。すぐ自分の使っているお店の名前を出した。「ここの店だったら働けるんじゃない?」しばらく、考えてみた。旦那にばれたらどうしよう。いろんな人に裸を見せなきゃいけないんだよねとかラブホテルで密室で危ない目に合うんじゃないかとかずいぶんと迷った。しかし病気になって普通の仕事はできない体になっていた。よし、やってみるか!気持ちが固まり、インターネットで早速40代も働けるお店をぐぐった。to be continuedお読みくださりありがとうございました。
いいね!(0)セカンドキャリア デリ嬢1
失業保険の受給期間が終わった。 家にひきこもるようになる。友達は多いほうではない。話をを聞いてくれる唯一の女友達はいた。彼女に毎日のように電話しては、たわいのない話をする。仕事をなくした喪失感を話す。最初は、誰だってきいてくれるものだ。そのうち、引きこもりでぐじぐじしている私に嫌気がさしたのか彼女はある日突然「仕事だけが人生じゃないのよ、馬鹿じゃない」と捨て台詞を私に吐いた。連絡が途絶えた。彼女の言葉は、仕事をしたい、社会とつながっていたいと理想はあるのに毎日、毎日引きこもっている私へハンマーでうしろからどすっと鈍い音ともに痛みが響いた。ぼっちになった私は、誰か話を聞いてくれる次の相手を探した。全くこりもしない女だ。to be continued続く
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